フックレングス（ハリス）の長さは、釣果に大いに関係しています。

一般的に、ハリスが長ければ、フックベイト（食わせエサ）はよりナチュラルにフォールし、魚が自然に口に吸い込みやすくなります。

ハリスが短ければ、フィーダーとハリスの間隔が短いので、魚が警戒しやすくなりますが、アタリが早く検知できます。

１．ハリスの長さの目安

　①．4インチ（約10ｃｍ）

メソッドフィーダーで主に使われる長さです。フックが口にかからない場合、もっと短く３インチにすることもあります。

　②．12インチ（約30ｃｍ）

春や秋の魚が最も活動的になる時期に使用する長さです。アタリが早くなりますが、魚が警戒して寄ってこない場合、ハリスを長くします。

　③．18インチ（約45ｃｍ）

ケージフィーダーで基準となる長さです。琵琶湖では、まずこの長さから始め、その日の湖の流れや透明度により長くしたり短くしたりします。

　④．それ以上の長さ

長いと１ｍぐらいのハリスを使用します。ハリスが長ければ長いほど、食わせエサがフォールする時間が長くなり、水中を漂うグラウンドベイト（撒きエサ）と同調させることができます。

２．長いハリスと短いハリス、どちらが有効か？

フィーダーのタイプにより、ハリスの適切な長さは変わります。

メソッドフィーダーは短いハリスを使用します。メソッドフィーダーにのせた撒き餌が水中で崩れて、魚が競うようにフィーダーをつつくとき、食わせエサはその中心にあります。魚が食わせエサを口にすると、短いハリスがフィーダーの重みでピンと張り、フックが口にかかります。

ケージフィーダーは長いハリスを使用します。ケージフィーダーは魚が警戒しやすいため、より長いハリスで食わせエサとフィーダーの距離を取ります。また、ハリスが長いほど、魚はベイトをくわえたまま自由に動けます。もしフィーダーの重さやフックの存在など違和感を感じたら、すぐ吐き出してしまうでしょう。

ハリスが長すぎる場合、食わせエサだけ取られフックのみになったり、アタリはあるけどハリがかりしないなどの傾向があります。その場合、6インチ（15ｃｍ）づつ短く調整します。

ハリスが短すぎる場合、アタリがなくなったり、遅くなったりするので、長いハリスに交換します。

適切なハリスの長さは、季節や水の透明度、流れの速さなどで変わるので、その日に一番効く長さを見つけることが重要です。